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どうも、やりたいことは諦めない度が半端ないゆめのの(@nonoandmama1101)です。
今は育休中の身ですが、普段はフルタイム営業職としてたまーに飛行機を使う出張に行く機会があります。
そしてたまーにしかない出張にも関わらず、ほぼほぼ予定通り飛行機に乗って帰ってくることができていません。

今までの実績では
■空港に向かう電車の行き先変更で搭乗便に乗れなかった
■ヨーロッパから成田空港に帰る際、数十年に一度の豪雪で着陸できずに一晩過ごす
■那覇空港で搭乗寸前に自衛隊ヘリがトラブルのため滑走路を塞いで立ち往生し
その後5時間空港で待機
等があります。(他にもあるんか)
今回はそんな数々のトラブルを経験した中、比較的ハッピーエンドを迎えられた
ドイツに出張に行った際、帰りの飛行機でオーバーブッキングに遭った話をしていきます。
今回の舞台はドイツ ケルン
仕事の展示会で毎年ドイツに行くのですが、この年はケルンが開催地でした。
ちなみにケルンはコロン発祥の地で、コロンという名前はケルンの都市名の聞こえから生まれたらしいです。(どうでもいいけど)
てかケルンてどこやねん

ケルンはそこそこ大きな都市なのですが日本からは直行便がなく、近くの都市を経由して乗り継ぎをしなければなりません。
乗り継ぎも飛行機での乗り継ぎと鉄道の乗り継ぎの2パターンあります。
Expediaとかで飛行機の検索しても、飛行機の乗り継ぎと鉄道の乗り継ぎ
両方が提示されます。
とは言え鉄道の方が保安検査とかもなくどう考えてもイージールートですね。
ちなみにそれぞれの都市との距離感はこんな感じ
ケルン - ミュンヘンは約550km(飛行機で1時間、車だと5-6時間くらい)

フランクフルト ー ケルンは約120km (車で1時間30分くらい)

デュッセルドルフ ー ケルンは約70km (車で1時間くらい)

ところがこの時の私はどういうわけだか航空券予約のタイミングで
ミュンヘンにて飛行機での乗り継ぎを選択していました。(謎)
ケルンへの往路は何事もなく乗ることができました。嵐の前の静けさです。
空港に到着、チェックインカウンターが見つからない
滞在中は淡々と仕事をしてそこそこ海外の雰囲気を味わいながら平凡に過ごしました。
帰国日、ホテルから鉄道で無事に2時間くらい前に空港に到着してチェックインをするためカウンターを探しました。
ところが利用するエアラインのルフトハンザ航空の黄色とネイビーのマークを探すもののなかなか見当たりません。
ルフトハンザのマークはこれ

ルフトハンザは大きなエアラインなのでカウンターもわかりやすくあるだろうと思いながらウロウロするものの、いつまでたっても見当たらない。
近くのスタッフに聞くと『もっとあっちのほうだよー』と言われて向かうものの見つけられません。
あとから地図を見てみるとこんな感じでだいぶ見落としてたんですね。

30分くらい歩き回ってやっとこさチェックインカウンターに到着。
カウンターの担当者がチケットを渡す際、
『あなたはウェイティングリストに載ってるからとりあえずチケット持って搭乗口で待っててね』
的なことを言っていました。
大荷物を持って歩き回って疲れた&また飛行機に間に合わなかったらどうしようという思いで頭がいっぱいだった私は、担当者が言ったことを聞いていたものの
『?ウェイティングリスト?』
と思いつつ何も考えずに搭乗口へ向かったのです。
ウェイティングリストの正体
無事に保安検査も通り、搭乗口へ到着。
そろそろ搭乗が始まるころ、なにやらカウンターで揉めている雰囲気が。
おやおやと思いながら見てみるとモニターに映し出されていたのは
紛れもないウェイティングリストとしてリストアップされたチケット番号でした。
ふむ
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ウ ェ イ チ ン グ リ ス ト ォ オ ォ !!!???
はい、私もしっかり載っていました。しかも7人中7番目。
恥ずかしながらウェイティングリストと聞いてピンと来なかったのですが、
航空会社は事前予約を取る際にキャンセルがあることを見込んで実際の席数よりも多めに予約を取るようなシステムになっているんですね。
これは空席を作らない為の措置として実施されていて、万一満席で乗れない人がいても航空会社は搭乗を拒否する権利があるのです。
そういえば数年前にユナイテッド航空でオーバーブッキングの際に乗客をボコボコにして引きずりおろす騒動がありましたね。

通常はこんなタコ殴りで引きずりおろされるなんてことはなく、
他の搭乗者にクーポンや協力金と引き換えに後の便に回してもらう、
振替便を手配する等して穏便に事を運びますよ。安心して自分。
カウンターの担当者曰く、
ケルンーミュンヘン間なら距離も近くて本数も多いからお金欲しさ(言い方w)に譲る人が出てくるよ、とのこと。
そう言っていた通り搭乗が始まるまでに数名が席の交換を申し出て7人いたリストが4人まで減りました。
ところがそれ以降ぱったりと名乗り出る人が出てこなくなったのです。
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過ぎていく時間
始まる搭乗
どんどんと曇っていくカウンター担当者の表情
それとは裏腹に開き直っていく私の心
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カウンター担当者 『ダメだったわ』
私 『ですよね。』
慣れとは怖いもので飛行機トラブルに慣れてしまっていた私はこの状況で
『まぁ7人もリスト載ってたら無理ゲーだわな。
自分の中にまたつまらない歴史が刻まれてしまったわ』
くらいに思っていました。
お客さま相談室でのやり取り
予定していた便に乗れない以上はカウンターにいても仕方ありません。
お客様相談室的なオフィスに移動して以降の対応を求めます。
担当者『ケルンーミュンヘン間の短い距離で、7人もウェイティングリストに載って、しかもそのうち2人が国際乗り継ぎ便で、しまいには乗れなくなるなんて。
私はこの仕事して30年になるけどこんなこと初めてだよ。まじアンラッキーだね。』
これだけ短い距離のフライトだから普通は誰かしら金券と交換で席を譲るのだけど、さすがに7人もオーバーブッキングしてたら全部は賄えなかったようです。
しかも丁度翌日からイースターホリデーという事もあって通常よりも乗客が混みあっていたらしい。

担当者『でもこういうこともあるからもっと早く来ないといけないよ。』
私『いや私はきちんと時間に間に合うように到着していたから、乗れなかったのは私の過失じゃないよ。そちらの責任でしょ。』
※補足
私はオーバーブッキングで乗れなかったこと自体はそんなに気にならなかったのですが、
過去の経験からこういう時アジア人というだけで舐められる傾向にあったため、できるだけ毅然とした態度で終始望んでいました。
担当者『この次の便は空きがなくて乗れないから、4時間後の便に振り替えはどうかな』
私『もっと早くはならないの?しかも日本への便の時間まで遅れるのにエコノミーなの?(ギロリ)』
担当者『(溜息)』
担当者『・・・じゃあ2時間後の便でとりあえずミュンヘンに飛んで、ミュンヘンから日本への便はビジネスクラスに振り替えにさせて』
私『仕方ない、その席で良いよ。(内心ガッツポーズ)』
という事でビジネスクラスの復路便をゲットできました。

担当者『ちなみに3時間遅れだから多分€250-300くらい遅延補償金が出るよ』
私 『うむ、苦しゅうない。(さらにガッツポーズ)』
ちなみに遅延補償金とは航空会社の過失で予定していた便からフライトが遅れた際に貰える損害金です。
遅延時間によって金額が異なり、今回のルフトハンザは3時間で約€250ということでした。
完全にあぶく銭だったので、乗り継ぎのミュンヘン空港の免税店で夫にカジュアル腕時計をお土産に買いました。(無駄に良い妻アピール)
おまけのハプニング

ミュンヘンからはビジネスクラスで超快適な空の旅ができました。
普段は12時間ぶっ通しで映画を観ている私だけど、さすがに滅多にないフルフラットのシートの経験だったのでぐっすりと眠らせて貰いました。
長時間フライト後とは思えない爽やかな気持ちで降り立つと、降り口の時点でCAさんに声を掛けられました。
CA『恐れ入りますがお客様のお荷物がこちらに届いていない可能性があります。』
私『ですよね。』
という事で旅の最後はロストバゲージで締めくくりました。
結局その日は荷物が出てこず、翌日ミュンヘンで見つかり3日後に自宅へ届きました。
ドイツー日本間なら一時的に荷物を見失っても大抵は出てくるので、
空港から家までの重たい荷物が無くなってラッキーくらいな感じです。
この一件で得たもの失ったもの
■失ったもの
- 待ち時間3時間

今まで一晩過ごしたことも何度かあったから
失ったとか言いながら正直3時時間で済んだから全然許容範囲。
■得たもの
- 12時間フライトをエコノミー→ビジネスクラスへアップグレード
- 3時間の遅延補償料€250 (約32,000円)
- ビジネスクラスへアップグレードされた分のマイレージ(通常の約3倍近く)
- 言うだけ言ってみる精神
- オーバーブッキングに遭うという経験
- 羽田空港から手ぶらで帰れる快適な帰路

どう考えてもトリプルプラスな結果でした。
最後に
いかがでしたか?(テンプレ)
今回は仕事の帰り道で帰国日が週末だったためオーバーブッキングに遭っても無傷でいられましたが、できれば遭遇したくはないですよね。
皆さんは飛行機に乗る際はくれぐれも時間に余裕をもって空港に行きましょう←
ちなみに私のやりたいことリストの中に
【ファーストクラスで海外旅行】
というのがありますが、当面は今回のビジネスクラス搭乗で妥協しておこうかと思います。
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